カメリアヒルズカントリークラブNo9 は池が絡むPar3。
そのホールの改造前と改造後をご紹介します。
グリーン手前の池は、開場時には無く後から作られたものであったと聞き伺う。大きさは400㎡程で、グリーンからは20yd程離れており、日本的にいえば修景池として作られたものであった。
2019年女子トーナメントにおいてこのホールは初めての競技に使用されることとなった。4日間を通して、平均ストロークは最も難しいホールとなった。
池の面積は1000㎡、グリーンは当初850㎡であったが700㎡とした。池とグリーンはティーから45度の対角線に配置され、バンカーも奥に同様な方向性で配置した。手前のバンカーは景観的な意味と逃げ場は狭いというメッセイジ的な配置と考えた。
グリーンのアンジュレーションは薄い段が二つあるいわば3段グリーンとも形容できるだろうが、それは微妙である。また、グリーンのセンタに対角線を引いた場合、半分より右側は池に対する傾斜がつき、バンカー側は受けた形状であるため、若干センターラインは尾根が張ったように感じられる。
グリーンに届かなかった池淵のエリアは池にボールは転がり落ちる傾斜とした。
バンカーは当初計画より30cm程度は低くし、グリーンサイドからも若干近づけるようにした。