このホールのヤーデージは180~140ヤードとミドルレンジの距離感であり、ある程度の方向性の確かさが試されるべきPar3ホールです。
面の構成はビアリッツグリーンとなっています。
『Biarritz』
つまり、中央部分に言わば溝のように窪んだ帯があり、グリーンの前後のポジションを明確に分けています。その起源は1900年代のコースデザイナーのウィリーダンがそのコンセプトを明確化して以来、ナショナルゴルフリンクスオブアメリカでCBマクドナルドとセスレイノーのコンビでそのスタイルは生まれたと言われています。
18ホールの中にある4つのPar3ホールは,それぞれに違った特長を持ってプレーヤーにそのホールの印象を積極的にアピールするものであるべきと考えます。このデザイン手法は多くのデザインパターンからみてもインパクトの強いものと言えます。
本来の『ビアリッツ』の基本形パターンから言えば、この図はややコンパクトといえます。
しかしながら、日本の多くのコースの抱える集客重視又はゴルファーの理解度から考えればこの図の示す形状で納めることが限界ラインかもしれません。
僅かなエリアを残して営業対応を求められましたので、この写真の状況となりました。
その為に、現況の正確な測量と計画コンターの精度が求められます。