ティー改造でコースを変えた典型的な例をご紹介します。
このホールは、2番ホールとして大きな問題を抱えていました。
当初は、全く見えない土手を超えるティーショットを打たなければならないホールでした。200ydでセカンドは左に90度ドッグレッグ、100Yd先にある砲台グリーンへオンさせるという戸惑いのブラインドホール。飛ぶ人はティーショットを左の林帯の上を超えてワンオンを狙う事も可能だった為、3組以上の朝一渋滞がクラブにとっても悩みの種でありました。
結果的に、本改造工事により組数を1日当たり5組増やしても十分にホールアウトできる状況になり、集客力を上げる事につながりました。このホールではティーでの滞留がなくなりスムーズな流れを生み出しました。
また、ブラインドホールへの悪評も聞かれなくなったそうです。
これは、基本計画で始めに計画した図面になります。
1HLから2HLへの導線を1HLのTeeの右前まで戻し、薄い左ドッグレッグで若干の打ち上げのホールとなります。新Teeの左前は切土法面となります。Teeはこの段階では自然勾配の盛土ですむ見込みでしたが、現況測量の結果、次に示す最終出来形図でも示す、補強盛土工法を採用せざるを得ませんでした。
大きな改造工事の場合は、必ず現地測量をする必要があります。