最近になって気の付く事 Oct.2014
この日本で素晴らしいコースだと評されるコースをプレーして今更ながら感じることがある。
普通のコースにはよくあるものだが素晴らしいコースには気付いてみるとあまりないものです。
『造形マウンド』それです。マンメイドマウンドともいうかもしれませんが、自然の造形美を表そうとしてバブル期のコース造成には欠かすことのできなかったそれです。私も良く図面で書き、現場で指導して作ってきたそれです。
鳴尾・川奈・廣野・霞ヶ関・東京・茨木(東)などなど、それらのコースのどこをとっても造形マウンドというものは見当たりません。(鳴尾No17の2IP右のアルプスは例外?)
バンカーマウンドについても出しゃばったようなマウンドはあまりないように思います。
バブル期に当時アメリカでも作られてきたのが発端でもあるでしょう。また、バブル当時、地形の悪い中で強引に作り込まれる中でOBとの見切りとしてや、隣ホールとの高低差の関係で景観的なホールバランスを考えて作らざるを得なかったものでもあると理解しています。
よくよく考えてみると、やはり、取ってつけたような人工的な造形マウンドはいらない。
そう思うこのごろです。